2021年1月26日付

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一昨年の6月、妻が「くじ引きでPTAの本部男性役員候補に当たった」とつぶやいた。そして10月、帰宅時に私の携帯電話が鳴り「2学年の保護者による選挙で会長に選ばれました」と告げられた。こうして今年度、長男が通う中学校のPTA会長になった▼新旧役員引き継ぎ式では、穏やかな担当の先生が「会長職は活動が多いです。年間70~80日ぐらい。だから副会長が3人います」と言った。不安は「仕事とPTA活動の両立が可能か」だった▼会長の実務はささいで、大半は副会長や各委員会の皆さんが担ってくれる。内容はともかく、活動に携わる時間が必要だ。今年度は新型コロナウイルスの感染対策で、活動が例年より大幅に減る一方、職場には迷惑をかけながらも上司と同僚の理解で休みが取れ、今のところは何とか務まっている▼今年度は2回の総会を書面議決とし、連絡はスマートフォンの通信機能を使って役員の接触を極力控えた。保護者や教職員との飲み会は当然全て中止した。だが他にも県や市のPTA連合会の活動や自治会の当て職があり、例年の活動量なら白旗を上げていただろう▼会議は夜に片寄りがちだが、それは先生方の長時間労働になり、教育現場の働き方改革の逆行に心が痛む。実感としてコロナ禍で中止できた活動は見直しの対象とし、負担を軽減すべき。子どものためには、大人が朗らかでいる環境も必要だ。

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