「山の日」効果で入山者が増加 中南アルプス

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登山者でにぎわった今夏の中央アルプス駒ケ岳山頂

登山者でにぎわった今夏の中央アルプス駒ケ岳山頂

新たな国民の祝日「山の日」(11日)が施行された今夏、上伊那地域の山々では好天にも恵まれ、連日多くの登山者や観光客でにぎわっている。夏休み期間中の1~21日には中央アルプス、南アルプスとも入山者数が前年同期を上回り、堅調に推移。祝日が増えたことで連休が取りやすくなったことに加え、観光事業者からは「山への関心が高まったのも一因」と「山の日」効果を歓迎する声も聞かれた。

中央アルプスでは1~21日の3週間に「中央アルプス駒ケ岳ロープウェイ」を利用した人が、約4万5030人に上り、前年同期を5%上回った。「山の日」に合わせた特別企画などもあり、11日の利用者は前年比33%増の3240人。同日からお盆に掛けてピークを迎え、12、14日も利用者が3000人を超えた。

南アルプスの登山者を運ぶ伊那市長谷の市営南アルプス林道バスは、同期間中の利用者が1%増の約1万1770人となった。お盆の利用は伸びなかったものの、11日には960人が利用。前年比81%増と好調で、「山の日」に合わせた取り組みとして、利用者に携帯トイレを配布した。

同ロープウエーを運行する中央アルプス観光(駒ケ根市)によると、中ア山麓のしらび平の晴天率(8月1~21日)は90%。今年は梅雨が明けた7月28日以降、「曜日の配列や天候にも恵まれ、コンスタントにお客さんが来ている」と歓迎する。貸し切りバスの制度改正に伴うツアーバス減少の影響を受ける中、ロープウエー利用者数は、同じく好天に恵まれた2013年の水準まで回復したという。

また今年は「北海道や九州など遠隔地からの利用者が目立った」といい、その一因として「山の日」効果があったと分析。制定を機に山への関心をさらに高め、誘客に結び付けたい考えだ。

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