2021年1月30日付

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「皆で打ち合わせを」と口にして、「3密」の言葉が脳裏をよぎる。素人の予防策では絶対に感染しない自信などを持てようもなく、かといって安全な手だても思いつかず、じれるばかり。皆はこの状況にどう対処しているのだろう▼新型コロナウイルスの感染状況をにらみつつ、動き出しては足踏み、様子見…とあらゆる活動がさしたる前進もできず、気をもむまま1年たってしまった。そんな中、富士見町はオンラインでの婚活イベントを開いた▼駅前からの生中継で参加者は家に居ながらまち歩きを疑似体験しつつ、お見合い。「パソコン画面だけで伴侶を選べるのか」というアナログ世代の疑念を覆してカップルも成立し、対面ならはた目が気になって見合いの場にはなり得ない商店街のPRもできた▼参加者の「見えることは少ないが、逆に伝わってくることもあった」の言葉は、お見合いパーティーが苦手な人にとって光明。新しい挑戦は新たな可能性を開くのだと勇気をくれた。感染抑止のためには活動をしばし停止する英断も大切。そして「できる方法」を探して歩みを止めない努力もまた必要、と結婚相談員たち▼ただこの婚活、通信トラブルで退座を余儀なくされた人もいたのが残念だった。今、地域では人の交わりの場をどう持つかが想像以上の難題になっている。多様な通信手段を持つ人、持たない人の格差も目に見え始めている。

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