岡谷市内新規出店や店舗改修 補助金申請増加

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岡谷市から賃貸料の補助を受け店舗を運営している岩原さん

店舗の新規出店や移転に伴う改修などを支援する岡谷市の商業等振興補助金「中小小売店舗活性化事業補助金」を活用し、今年度市内で創業する店舗が増えている。市商業観光課によると補助金申請者のうち新規創業の件数は1月末時点で14件。コロナ禍で景気の先行きは不透明ながら2018、19年度の実績をすでに上回っている。新規創業を促すため、市は補助制度の拡充を図っており「成果があったのでは」と歓迎している。

同補助金は店舗の移転や新築、既存店舗の改修経費などを支援する制度。市は昨年度策定した市商業活性化計画で「新規創業支援」を重点施策に掲げており、補助対象となる改修費用の基準を引き下げたり、補助率を上げたりするなど制度の拡充を図ってきた。

今年度は店舗の改修費のうち新規出店の場合は50万円、営業中の既存店舗を改修する場合は100万円を超える部分を補助対象とし、いずれも2分の1以内50万円を上限に補助。同制度ではこのほか新規開店から2年間の賃借料に対して、3分の1以内25万円(1年度分)を上限とした補助もあり、20年度は改修と賃借料の補助を同時に受けられるよう見直した。

同課によると今年度の補助実績は1月末時点で27件。過去3年間で最も多い。このうち25件は空き店舗の改修に伴うもので、新規創業は飲食店が5件、美容関係が3件、学習塾が2件など。改修と賃借料補助を併用する新規創業も3件あったという。

同市神明町の空き店舗を改修し、19年8月にピザとパスタの専門店「FORZA(フォルツァ)」を開店した岩原舞さん(33)=松本市=は今年度、市から賃借料の補助を受けた。「開店の準備段階でも店を借りた時点で家賃は発生する」といい、経営が軌道に乗るまでは「使える制度を使っていかないと厳しい」と吐露。創業時の支援のありがたさを強調する。

現行の補助制度について、同課は「金額や条件の面でも他市町村に比べ手厚い」と自負。新規出店や店舗改修を促すことで「市内商業を盛り上げてもらい、街の魅力を高めていきたい」と期待する。問い合わせは同課(電話0266・23・4811)へ。

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