御神渡りの歴史と記録 諏訪湖博物館で企画展

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諏訪湖博物館で開催中のミニ企画展。御渡りのジオラマや貴重な資料などを展示している

下諏訪町の諏訪湖博物館・赤彦記念館1階ロビーで30日から、ミニ企画展「御渡り」が始まった。3季ぶりに諏訪湖が全面結氷したものの御神渡り(御渡り)の出現は厳しい状況にあるが、同館では御神渡りに関する貴重な資料や写真パネル、ジオラマなどを展示し、全国的に極めて珍しい御神渡り現象や歴史などを紹介している。2月28日まで。

展示の目玉の一つは、趣味で鉄道などのジオラマ作りをしている向山尚樹さん(45)=諏訪市中洲=が、諏訪湖の御神渡りを題材に制作したジオラマ作品。大きさは150分の1スケール(幅約90センチ、奥行き約55センチ、高さ約20センチ)で、御神渡りの観察が行われる同市の舟渡川河口から同博物館周辺の建造物や地形を忠実に再現。本物そっくりの電車やバスなども走らせており、人目を引いている。

資料関係では、諏訪市博物館が寄託を受けて保管している江戸時代天明2(1782)年の御渡りの記録を記した御渡帳を写真で展示。御神渡りの大きさや方向、立会人、その年に起こった事象などが記されたもので、「占定」にも用いられる貴重な資料。

このほか2016年に出現した御神渡りの写真、八剱神社での安全清祓いや奉告祭、過去の御渡帳と照らし合わせる占定の様子などを記録した写真、一連の神事の流れを記したパネルなども展示している。

入館料は350円(高校生以下無料)で、御神渡りが出現し拝観式が行われた場合は、その日から無料開放する。月曜休館。開館時間は午前9時~午後5時。問い合わせは同館(電話0266・27・1627)へ。

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