IT活用し課題解決 伊那で「アイデアソン」

LINEで送る
Pocket

ITを活用し製造現場の課題解決に向けたアイデアを発表する参加者

IT(情報技術)を活用したものづくり現場の課題解決のアイデアを競う「ものづくり現場アイデアソン in 伊那」(伊那市新産業技術推進協議会スマート工業部会主催)が2日、市産業と若者が息づく拠点施設「allla(アルラ)」で開かれた。全2回の2日目で、上伊那地域の課題をテーマに3グループに分かれて検討してきたアイデアを発表。審査の結果、「水利用へのIoT活用によるビジネス創出、循環」が最優秀賞に選ばれた。

オンラインを含め地元企業の従業員とITエンジニア10人が参加。前回(1月19日)のアイデアソンで抽出された上伊那地域の課題を踏まえ、グループごとITやAI(人工知能)、IoT(モノのインターネット)の活用による課題解決の方法を検討し、アイデアをまとめた。

最優秀賞を受賞したグループは、自然豊かな伊那谷の資源の一つである「水」に着目。水道使用量のスマートメーター化による自動検針、通信機器による農業用水や水田の水量管理、水使用量の「見える化」による水力発電を提案した。上伊那では地域経済循環率の低さが課題とされていることから、各企業の強みである部品をつなげてシステム化することで地元への還元を図るとした。

審査した同部会の武久泰夫部会長(県南信工科短期大学校副校長)は「実現性が高く、応用もできそう。水利用とIoTはマッチングが良く、潜在的な可能性がある。進めていける余地があると感じた」と講評した。

アイデアソンは、アイデアとマラソンを組み合わせた造語で、新たなアイデアを生み出すため、グループ単位でアイデアを出し合い、その結果を競うイベント。特定非営利活動法人長野県ITコーディネータ協議会に委託し、「製造業における新産業技術の担い手育成・確保事業」として初開催した。

おすすめ情報

PAGE TOP