観光アプリ「KomaGo」 実証実験を継続

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駒ケ根市は、日本アイ・ビー・エム(IBM)の協力を受け開発したスマートフォン用観光アプリ「KomaGo(コマゴー)」を使った実証実験の結果をまとめた。昨年秋に同市を訪れた観光客について分析したところ、「県内から1人で訪れた50代の男性リピーター」「関東から1人で初めて訪れた20代男性」などの客層が多く訪れていたことが浮かび上がった。市観光推進課は、コロナ禍の影響があるものの、ソロキャンプなどのアウトドア需要が高まっていると推測。より広く消費者の意識や傾向をつかむため、対象範囲を市外や県外に拡大して実験を継続する。

KomaGoは、質問に答える形で性別や年齢、趣味、興味、同市を訪れた目的などを入力すると、人工知能(AI)が利用者の趣味嗜好や行動パターンを基に観光地や店舗、イベントなどを提案。市はアンケート結果やアプリの利用履歴などから需要を把握する。今回は昨年9月18日から11月2日に行った実証実験の結果を分析した。

期間中、アプリのアンケートに回答したのは320人。県内が49.1%で最も多く、東京都(12.5%)、愛知県(10.0%)、神奈川県(6.3%)と続いた。同市を再訪したリピート率は57.2%。「5回以上」は31.7%だった。

このうち観光客について客層をクラスター分析したところ、多い順に「県内から一人で訪れた50代の男性リピーター」「観光目的で関東から一人で初めて訪れた20代男性」「観光で家族で訪れた40代リピーター」「県内から訪れた20代女性のリピーター」「観光目的で初めて来た20代女性」の特性が示された。

市への興味は「中ア千畳敷」「冬の中ア千畳敷カール」「光前寺の紅葉」が上位を占め、そばや地ビールなどの地域資源を扱う飲食店も多く上がった。

同課は「コロナ禍で近隣からの訪問が多くなったことはあると思うが、客層を具体的に把握できたことは収穫」と評価。「実験期間中はキャンプ場の利用が伸びた。はやりのソロキャンプなど、アウトドア目的の人が多かったのでは」と推測する。

今後は市外、県外にも意識調査や誘客の範囲を拡大。県情報発信拠点「銀座NAGANO」や松本空港、中部国際空港のほか、友好都市提携を結ぶ静岡県磐田市や福島県二本松市、石川県かほく市などにもアプリのQRコードを表示したチラシを置き、市のPRと合わせて協力を呼び掛ける。

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