信州そば振興へ みはらしファームに製粉機

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みはらしファームの水車小屋に設置されたそば製粉機を体験する白鳥孝市長(右)

伊那市は、同市西箕輪の農業公園みはらしファームの水車小屋にそば製粉機を設置し、5日から営業を始めた。いわゆるコイン精米機のように個人で殻付きのソバの実(玄ソバ)を持ち込み、ひくことができる。市は「信州そば発祥の地」としてPRしており、さらなるそばの振興、発展につなげたい考えだ。

市によると、水車小屋は1999年に市民から譲り受け、現在地に移転された。小屋に納められていた石臼やわら打ち石などは1884(明治17)年に作られたもので、石臼による製粉や米突き、わら打ちなどの機構は往時のまま復元された。ただ、実際に運用されたことはなく、近年は老朽化が進んでいた。

このため、水車小屋の改修を決め、水車の更新や屋根のふき替えを行うとともに、既存の石臼などの機構を撤去。水車小屋の原形は維持しつつ、自動製粉システムを導入した。総事業費は1065万9000円で、国の地方創生推進交付金を活用した。

製粉機は玄ソバの精選から製粉まで連動したシステムで、粗びきから細びきまで好みのひき方が可能。1キロから利用でき、料金は1キロ当たり200円。営業時間は午前9時~午後4時30分(受け付けは午後3時30分まで、10キロ以上の場合は同3時まで)。完全予約制で、やってみらっし内のみはらしファーム公園事務所(電話0265・74・1807)へ申し込む。

この日は製粉の開始式が開かれ、白鳥孝市長は「信州そば発祥の地として定着し、伊那市産ソバの食味も全国最高レベルの評価を得ている。この地域の文化としてさらに伸びていくことを期待する」とあいさつした。続いて白鳥市長による実演が行われ「一般の人も製粉を体験でき、楽しい」とPRしていた。

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