広域観光組織再編を リニア伊那谷自治体会議

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リニア中央新幹線整備を地域振興に活かす伊那谷自治体会議で意見を述べる伊那市の白鳥孝市長(左)

県と上下伊那3市、2広域連合でつくる「リニア中央新幹線整備を地域振興に活かす伊那谷自治体会議」は9日、飯田市内で開いた。出席した伊那市の白鳥孝市長は、リニア開業を見据えた地域振興策「リニアバレー構想実現プラン基本方針」のうち広域観光策に触れ、「現状では観光に関する組織が多く整理の必要がある」とし、実践的に機能する組織の再編を提案した。

会議には伊藤祐三駒ケ根市長や唐木一直南箕輪村長、佐藤健飯田市長ら13人が出席。阿部守一知事は県庁から リモート出席した。

白鳥市長は席上、リニア開業の他、静岡県と飯田市を結ぶ三遠南信自動車道の将来的な開通に触れ、「三遠南信道が開通すれば、240万人とも言われる浜松市の人が飯田市を訪れる。その人たちを伊那や木曽、県全体に誘導する戦略を練るべき」と指摘。最近の観光が名所を巡る従来のス タイルからアウトドアなどの体験型に変化している傾向を説明し、「新たな観光プランの準備が必要」と述べた。

その上で「現況では伊那谷と木曽谷に観光連盟や観光公社、観光局などが多くあり、分かりやすい組織にまとめた方がいい」とし、「今後の組織づくりのためには上伊那、下伊那、木曽の広域連合の事務担当が集まって、あしたからでも案をつくってほしい」と呼び掛けた。

これに対して阿部知事は「観光の体制は皆さんと一緒に具体化していきたい」と返答。伊那と木曽地域にある中央・南両アルプスや御嶽山、天竜川、木曽川を例に挙げ、「山と川の雄大さは他の地域に負けない優位性がある。残念ながらその魅力が一体として打ち出せていない。具体的な取り組みにしたい」と方針を示した。

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