育てた蚕の繭で絹布「きれい」 川岸小

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自分たちで育てた蚕の繭糸で織られた絹の布を広げ、喜ぶ児童たち

岡谷市川岸小学校6年1部の児童(31人)が育てた蚕の繭から取った生糸が1反の布に織り上がり、12日、同校で披露された。業者によって織られた絹の布を手にした児童たちは「すべすべで、すごいきれい」などと感激の面持ち。絹の布を使い、卒業式までにマスクに仕立てる計画だ。

同学級は絹のマスク作りを目標に、昨年8月下旬から約3000頭の蚕を教室で飼育。9月に繭を収穫し、10月に宮坂製糸所(同市郷田)で上州式繰糸機を使い糸を取った。12月には試しに織りを体験したところ、「自分たちで布を織るのは無理だ」と同製糸所を通して織り屋に依頼した。

この日は、蚕の飼育から指導してきた岡谷蚕糸博物館学芸員の林久美子さんが、織り上がった絹の布をお披露目。幅1・1メートル、長さ9・7メートルの艶やかに光る白い布が机の上に広がると、児童たちは歓声を上げ、早速手を伸ばして肌触りや光沢を確認した。

金原文汰君(12)は「思った以上に大きな布になって驚いた。糸を触ったときと同じすべすべで、早くマスクを作って着けたい」と話した。

林さんは「皆さんの繭は本当にいい繭で、きれいな糸ができ、織物になりました。マスクを目標にプランニングできたのはすごいこと」とたたえ、同館の高林千幸館長は「団結して一つのものを作り上げた経験と培った絆を大事にして」と呼び掛けた。

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