茅野で健康にテレワークを 都内企業へ発信

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カメラの前に立ち、地元食材を使ったみそ玉づくりを多摩エリアの企業関係者に紹介する中村恭子さん。健康増進型テレワークの発信に力を入れる=15日、ワークラボ八ケ岳

茅野市やJR茅野駅前のコワーキングスペース「ワークラボ八ケ岳」、ラボ指定管理者構成員の森ビルなどが、同市で在宅・遠隔勤務をしながら健康増進を図る「ウェルネステレワーク」を発信している。新型コロナウイルスを機に職場以外で仕事をする形態が広がり、誘致合戦も激化する中、高原野菜や寒天などを食生活に取り入れた健康増進型テレワークを提案し、他の地方都市との差別化で人や企業を呼び込む狙い。主に東京・多摩エリアのIT企業に売り込んでいく考えだ。

茅野市と都内の2拠点居住者でテレワーカーでもある森ビルメディア企画部長の矢部俊男さん(58)によると、コロナ対策でも注目されるテレワークだが、「長時間のデスクワークや閉塞感で、心と体への影響も大きい」。高原リゾートで良質な温泉があるのに加え、直売所で地元の新鮮野菜が手に入ることや、郷土食や保存食の豊かさも茅野市の強みと捉え、地域の人材の力も借りて発信することにした。ウェルネステレワークは矢部さんらが考えた造語だ。

諏訪中央病院(茅野市)医師の須田万勢さんや、一般社団法人「蓼科塾」代表で地産地消料理研究家の中村恭子さんらも協力する。15日は、オンライン会議システムや動画配信サイトを活用し、立川市を中心とする多摩エリアの企業関係者約30人に向け、中村さんが作り置きできるみそ玉を紹介。地元の食材にこだわり、同市の特産で食物繊維たっぷりの寒天も使った。

多摩エリアはIT関連企業が集積し、茅野市と立川市は特急で1時間半ほどで往来できる。矢部さんは「茅野は高原都市、蓼科はいにしえからの保養の場所。医・食・住の全てを満たすウェルネステレワークの聖地になり、地元出身学生のUターンや、公立諏訪東京理科大の学生の地元定着、ワークラボの利用促進などにつなげたい」と強調。SNS(交流サイト)も駆使して多摩エリアとの交流や、茅野市で実現できる健康的テレワークの発信を続けたいとしている。

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