2021年2月18日付

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力作ぞろいでうならされた。17日付の弊紙に掲載された「長野日報ぬり絵コンクール」の入賞作品。子ども向けの企画と侮ることなかれ。髪の光沢や衣類のしわが作り出す柔らかい影まで、緻密に表現した作品が並んだ▼コンクールはコロナ禍の中の年末年始を自宅で有意義に過ごしてもらおうと企画した。4種類のオリジナルキャラクターを描いたイラストに色を塗ってもらった。応募総数は428点。このうち高校生以上の一般部門に70点、65歳以上のシニア部門に179点の応募があったという▼私自身も12色入り色鉛筆を使って塗り絵に挑戦。着物の柄や髪の色、季節感など想像力を働かせて描き進める作業は思いのほか楽しく、時間を要した。完成には至らなかったが、不思議と疲労感はなくリフレッシュできたように感じる▼近年、大人向けの塗り絵がブームを迎えていると聞く。2005年に刊行された「大人の塗り絵」(河出書房新社)シリーズは今月、累計発行部数が777万部を突破したそうだ。ストレス解消の効果も期待され、コロナ禍を機に需要が高まっているという▼個人的な見解だが塗り絵は写経に近い感覚。無心になって取り組めるのが魅力と言えよう。子どもの頃、親が買ってくれた36色入りの色鉛筆には白鉛筆が入っていた。ただ使い方は分からずじまい。五十の手習い。大の大人が真剣に取り組んでみるのも面白い。

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