覗石青少年広場3月末で廃止 諏訪市方針

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諏訪市は、同市郊外にある覗石青少年広場を3月末で廃止する方針を決めた。利用者が減少し施設も老朽化していることから役割を終えたと判断し、同市上諏訪の蓼の海湖畔にある森林体験学習館に機能を集約する。覗石青少年広場条例を廃止する条例案を19日開会の市議会3月定例会に提出する。

覗石青少年広場は1986年、青少年の健全育成を目的に開場した。有賀峠頂上から後山方面に入った標高約1000メートルの山中にあり、覗石区から約5万5000平方メートルの土地を借り、運動広場(グラウンド)やキャンプ場、炊飯棟、管理棟などを整備した。

市民や小学生のキャンプ、バーベキューをはじめ、各種スポーツの拠点などとして利用されたが、87年の2000人をピークに減少し、2019年度には202人にまで落ち込んだ。近年は休憩棟やテント設営用架台を撤去するなど設備の老朽化が進み、水道施設も故障して今年度は臨時休館を余儀なくされていた。

市は市公共施設等総合管理計画に基づいて覗石青少年広場の在り方を検討し、築年数や利用状況、施設改修に大きな費用を要することを踏まえ、今年度で廃止することを決めた。地元の覗石区とも協議を重ね、今年1月に承諾を得たという。

市教育委員会によると、土地の賃借料を含めた運営費は年間43万円。35年間の延べ利用者は3万2430人だった。市は議決後、21年度に広場内の施設や樹木を撤去し、土地を覗石区に返却する計画だ。

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