ウミガメプロジェクト 駒ケ根市と2高校連携

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協定書を取り交わした赤穂高の宮崎潤校長と伊藤祐三市長、駒ケ根工業高の福田浩一校長(左から)

駒ケ根市と市内にある赤穂、駒ケ根工業の両高校は18日、市が掲げる、進学や就職で都市部に出た若者を呼び戻し起業や就職を支援する「ウミガメプロジェクト」の連携協定を締結した。市役所で締結式を行い、伊藤祐三市長と赤穂高の宮崎潤校長、駒ケ根工業高の福田浩一校長が協定書を取り交わした。

高校生に地域課題について主体的に学ぶ機会を提供することで、進学などで都会に出てさまざまな経験を積んだ後に地元に戻り、起業や就職などで地域振興に貢献してもらう考え。伊藤市長の公約の一つで、プロジェクトの名称は大海で成長した後、生まれた浜へ戻り産卵するウミガメの生態から着想。少子化対策として市が4月に予定する「子育て全力応援!」宣言の取り組みにも位置付ける。

具体的な取り組みは来年度から始動させる。企業や行政など地元の各分野の関係者が講師を務め地域課題などを伝える講座や現場体験を行うほか、両校の生徒や講師らが交流、意見交換する機会や学習成果の発表の場も設けていく。赤穂高は「総合的な探求の時間」、駒ケ根工業高は「キャリア教育」の時間を利用し、年間5~8時間をプロジェクトに充てる考え。

式で伊藤市長は「少子高齢化や中心市街地、公共交通などに関する市の抱える課題に若い感性で向き合い、市民と共有してほしい。将来、都会などでの経験を持ち帰り、課題解決に生かしてもらえるとうれしい。地元高校の魅力向上にもつなげたい」と期待を寄せた。

赤穂高の宮崎校長は「地域にあるリアルな課題の解決策を探る中で学びの目的を見つけ、未来をたくましく生きる力に結び付けたい」と話し、駒ケ根工業高の福田校長は「ものづくりを通した学びに活用し、地域社会を担う人材を育てたい。地元の企業研究にも取り組んでみたい」と述べた。

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