協力隊経験者と交流 学生8人が訓練所体験

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ラオスに派遣された西谷明奈さんの話に耳を傾ける県看護大学の学生たち

駒ケ根市の国際協力機構(JICA)駒ケ根青年海外協力隊訓練所で18日、地元学生を対象にした「訓練所体験プログラム」が初めて開かれた。県看護大学(同市)と信州大学の学生8人が参加。コロナ禍の中の訓練所活用として昨年11月から始めたオンライン語学講座の一環で、講師や協力隊経験者と交流して国際協力について理解を深めた。

同訓練所は今年度、新型コロナウイルスの流行に伴い派遣前訓練を中止している。一方で協力隊の存在を知ってもらい国際理解を高めようと、訓練の中で実施している語学の授業を看護大と信大の希望する学生に提供。4カ国語を用意して昨年11月から年末にかけて計4回の講座を3~4人の少人数制で開き、28人が受講した。

この日参加したのは語学講座を受講してきた学生のうち都合がついた人。今までモニター越しに指導を受けてきた講師たちと触れ合い、異文化理解のワークショップなどにも参加した。

大学ごと2班に分かれて、ラオスとウガンダに派遣された隊員の経験談にも耳を傾けた。看護大の学生4人は、ラオス北部の病院で活動し、現在は同訓練所で看護師として勤務しながら看護大の大学院で学ぶ西谷明奈さんの話を聞いた。

協力隊を志した動機から、ラオスの暮らしや病院、活動の様子などを写真を交えて話した西谷さん。「現地では自分の知識や経験が足りないことを痛感したが、死生観や看護観、人生観と大きく自分の中の考えが変わった」と語った。協力隊に関心があり参加したという看護大2年生は「西谷さんの話を聞いて、病院の環境が日本とは全然違うことが分かった。その国の文化を理解して対応することが大切なんだと感じた」と話した。

今回の語学講座やプログラムを企画した同訓練所研修生の遠山景太さんは「コロナだからこそできた取り組みで、手探りの状態から学生と共にお互いにつくり上げた感じがある。一連の流れができたので、今後も協力隊のサポーターが増やせるよう続けていきたい」としている。

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