画家の福島さん書家の荻原さん コラボ作品展

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絵の上に書を直書きした「雄雌」と(左から)画家の福島さん、書家の荻原さん

画家の福島徹さん=茅野市玉川=と書家の荻原梓虹さん=諏訪市湖岸通り=のコラボ作品展が19日から、諏訪市四賀のギャラリー風我で始まる。書と絵を融合する作品制作は今年で3年目。互いの作家性を理解し、遠慮を乗り越えた2人が「攻めの譲り合い」で表現した40点余りが展示された。躍動感に満ちた作品がほの暗い古民家の中で異彩を放っている。3月14日まで。

画面を埋める緻密な表現と大胆な色使いが特徴の福島さんの絵と、力強さと余白美が見る者を圧倒する荻原さんの書。2019年の第1回は、それぞれの作品をデジタル加工して重ね合わせた。20年の前回は全て肉筆とし、荻原さんの書の余白に福島さんが絵を描いて発表した。

互いの才能や作風を尊重するあまり、作品から遠慮が伝わり、「個性を消した」と指摘されることも。今回は、絵の上に文字を書く「一発勝負」(荻原さん)に挑戦するなど、緊張感の中で互いの世界観を生かすことを模索する創作活動に取り組んだ。

象徴的な作品が「雄雌」だ。福島さんが葛飾北斎の「濤図(男浪・女浪)」をモチーフに描いた88センチ角の二つの画面に、荻原さんが薄く太い線で「凹」と「凸」を大書した。「刹那永劫」は逆に書を先に書き、中央の余白に福島さんが陰陽と時計を描いた。障子に描いた「雲龍風虎」はあんどんのように光をともし、独特の芸術空間をつくり出した。

2人は「互いの作家性を理解し、『攻めの譲り合い』で個性を生かすことができた」と手応えを語る。コロナ禍でも安心して鑑賞できるよう作品の説明パネルを用意。手指消毒や換気を徹底し、混雑時は入場制限を設ける。

入場無料。時間は午前10時~午後7時。月曜休み。オリジナルグッズも販売している。問い合わせは、風我(電話0266・55・9075)へ。

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