「産学官連携拠点」整備へ 21年度伊那市予算

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伊那市は、農林業に関する研究や実践を行う「産学官連携拠点施設」を市営住宅大萱団地跡地(西箕輪)に整備する。信州大学農学部(南箕輪村)と隣接する立地を生かし、森林や農産物などの地域資源を活用した産業振興につなげる考えだ。2021年度一般会計当初予算案に施設の基本設計や実施設計の費用2750万円を計上。22年度の建設を目指す。

市は市営住宅と県営住宅が隣接する大萱団地と若宮団地について、県と協働建て替えに関する協定を締結。大萱団地は県が建て替え事業を進めており、これに伴い取り壊されることになった県道伊那インター西箕輪線沿いの市営住宅跡地を活用する。
 
市の構想では、農業、林業、環境、発酵、健康長寿などをキーワードに、信大農学部の研究成果を活用し、地域の持続可能性を実現する新たな仕事の創出(起業)と働く場の確保(雇用創出)につなげるとともに、全国から農業、食品産業、林業、木材産業などに関わる多様な人材が集まる仕組みをつくる。

また、森林資源の活用を目指す市50年の森林ビジョンに基づき、国、県、企業、林業先進国などと連携し、森林整備、林業・木材産業振興、木質バイオマス(生物資源)の普及、二酸化炭素(CO2)削減、脱プラスチックなど、市が進める取り組みを促進するとしている。

白鳥孝市長は「大学と民間企業が共同で研究でき、起業や新事業の創出を含めた施設をつくりたい。地域の産業を支えていく重要な拠点になる」と強調した。

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