高齢者のごみ出し支援 諏訪市来年度新規事業

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諏訪市は2021年度、ごみステーションへのごみ出しが困難な高齢者を支援するため、高齢者や障がい者を対象に1回100円でごみを戸別収集する取り組みを始める。4月の家庭系燃やすごみ有料化で得られる財源を使った新規事業で、5月17日から申請を募り、同月中に収集を開始したい考え。21年度一般会計当初予算案に事業費を計上し、開会中の市議会3月定例会に提出した。市によると、自治体が直接行う戸別収集は佐久市、中野市に次いで県内3市目。諏訪6市町村では初めての試みとなる。

戸別収集を利用できるのは、ごみステーションに自力でごみを出すことが困難で、親族や周辺住民の支援を受けられない高齢者と障がい者。具体的には、要介護3以上か認知症の日常生活自立度判定基準4ランク以上の人がいる65歳以上の高齢者のみ世帯と、視覚障害1~2級、上肢・下肢または体幹の機能障害1~2級、呼吸器機能障害1級の身体障害者手帳の交付を受けている人が対象になる。

収集品目は燃やすごみと資源物で、収集日に利用者宅の庭先に袋を出してもらい、委託業者が回収する仕組み。収集は週1回の想定だが、市が利用者の排出量や状況を聞き取り、事業者とも調整した上で収集の頻度や時間を決める。大型の可燃物や不燃物、処理困難物は回収しない。

高齢者のごみ出し支援は、「ごみを出せない」といったお年寄りの切実な声や、ヘルパーやケアマネジャーがボランティアで代行している実態を踏まえ、家庭系燃やすごみ有料化対策事業として検討していた。民間がサービスの一部として提供している事例もあるが、市は「民間の受け皿からこぼれ落ちる人を支援したい」と事業化を決めた。

事業費は約20万円。収集は1回当たり40~50戸を見込み、利用料収入の不足分を有料化の財源で補填する。市生活環境課は「有料化の財源を有効活用し、ごみ出しの環境を整えることで、困っている方々を支援できれば。安心して暮らせる諏訪市につなげていきたい」と話している。

問い合わせは、市生活環境課(電話0266・52・4141)へ。

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