県がコロナ感染の発生事例公表

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県は、新型コロナウイルス感染症の県内での発生事例について具体的な状況をまとめて公表した。▽職場▽施設内▽会食▽県外からの来訪-の4種類に分類し、感染が広がった原因を推定して注意を呼び掛けている。「職場」では社内の数人で感染拡大地域に出張し、長時間の商談後に会食した例などを示している。

感染拡大地域での商談の例では、マスクをしていたものの換気はされず、途中で茶菓子を飲食。その後の会食でもマスクを外す機会が多く、熱心に会話をしたという。このほか、仕事中はマスクをしていても同僚との昼食や喫煙の際にマスクを外して会話することが多いと注意喚起している。

介護施設や医療機関で発生した集団感染の事例からは、職員による身体介護が頻繁にあることや、食器が共用だったり手すりなど複数の人が触れる場所が多かったりすることを原因と推定。病院では複数人の大部屋で一つの洗面所を共有していた例があることや、マスクの着用や手指消毒の徹底が難しい患者がいることも指摘している。

大人数の会食で参加者の半数以上が感染した事例では、普段会うことのない遠方の親戚などが参加して会話が盛り上がり、マスクを外した会食が長時間続いて、食器の共用があったという。就労のために県外から従業員が来県する会社の寮で集団感染が発生した例も紹介している。

県は感染の原因を一つに絞ることは困難とし、一つに絞ることで他の感染防止策がおろそかになる弊害があることも指摘。さまざまな場面で接触や飛沫、空気(換気)に注意する必要があるとしている。

県はこれまでの事例を基に感染リスクの高い場面をリスト化し、県民に自己点検を促す「感染リスク10分の1県民運動」を23日から始める。リストは新聞紙上や県のホームページに掲載するほか、市町村を通じて県民に配布する。ウェブ上で自己点検するシステムも予定。運動の優良な取り組み事例を集めて公表し、表彰することにしている。

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