製造業支援へ補助事業 岡谷市

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岡谷市は基幹産業である製造業を支援するため、デジタル技術で組織やビジネスモデルを改革するデジタルフォーメーション(DX)や、新規受注開拓に取り組む企業を対象とした補助制度を新設、拡充する。多くの企業がコロナ禍による経営への影響を受ける中、生産性向上や業務の効率化、オンラインによる販路拡大などの取り組みを後押ししていく考え。開会中の市議会3月定例会に提出した2020年度一般会計補正予算や21年度一般会計当初予算案に関連の事業費を計上している。

DXの推進に向けては、21年度から「先端ツール活用支援事業」に取り組む計画。すでに実施しているIoT(モノのインターネット)を導入する際の経費補助に加え、最新の生産管理システム導入を補助対象とする。原価や人員、作業工程などの管理を一元化することで生産性の向上や業務の効率化を図り、企業の収益確保を支援する。補助額は経費2分の1以内で上限は50万円。16日の3月定例会初日に可決された20年度一般会計補正予算に関連の事業費510万円を計上した。

販路開拓の支援では、大都市圏で開く展示会への出展費用を助成する「新規受注開拓推進事業補助金」の制度を拡充。一般的な産業系イベントや航空、宇宙、医療といった次世代産業の展示会に加え、コロナ禍に対応したオンラインの展示会、商談会などを補助対象とする。補助額は出展に伴う経費の3分の1以内で上限は20万円。21年度一般会計当初予算案に事業費として320万円を盛り込んだ。

このほか製造業をはじめとする市内事業所の資金繰りを支援するため、市制度資金に21年度から運転資金や借り換えに利用できる特別経営安定資金を創設する予定。貸付利率を年0.8%に抑え、借り入れの際の保証料を全額補助することで事業継続を支援していく。

市工業振興課は「まだまだコロナ前の水準には戻らない。コロナ禍でも新規受注開拓や業務の効率化、生産性向上などに取り組む企業を応援していきたい」としている。

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