コロナ偏見なくそう 園庭のイルミに願い

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園庭に連なる園児手作りのイルミネーション

新型コロナウイルスに伴う誹謗中傷や偏見をなくそうと、伊那市上の原保育園は独自のイルミネーションを飾っている。園庭をともす温かな光は、電球とペットボトルをそれぞれ900個使って園児が手作り。医療従事者に向けて感謝を伝える看板も取り付け、思いやりと支え合いの心を伝えている。

この取り組みは、市内でも感染が広がり、疫病への不安や恐れから心ない言葉が聞かれるようになったのがきっかけ。誰もが感染する可能性のある中で、暮らしやすいまちづくりを願い、地域に発信しようと始めた。

イルミネーションの飾りは園児61人が協力して作り、切り取ったペットボトルの上部にフェルトペンで着色。カラフルに仕上がり、昼間でも目を引く。一つずつ中に通した発光ダイオード(LED)の電球は太陽光を蓄電し、暗くなると自動点灯する仕組み。園庭中央にあるモミの木を軸にして取り付け、3方向に広がるように連なる。

年長児は風に揺れるイルミネーションを友達と見上げ、「優しくいたいね」「コロナがなくなるといいね」と話している。

医療従事者への感謝のメッセージなどを記した看板

設置した看板は計3枚。それぞれ縦65センチ、横90センチほどの大きさで、道路に面した園庭のフェンスに並ぶ。「医療従事者の皆さんありがとう」「一人ひとりが思いやり 優しい気持ちで乗り越えよう」などのメッセージが書かれ、疫病よけの妖怪アマビエのイラストもある。

篠平明美園長(49)は「明るい気持ちで過ごせるように、子どもたちが一生懸命に作ったイルミネーション。思いやる心をみんなが持っていれば、暮らしやすい世の中になると信じて、希望の光を地域に届けたい」としている。

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