原村の日達さん 「奇妙奇天烈」な作品発信

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樹脂粘土でオリジナルキャラクターを制作する造形作家の日達さん

原村出身・在住の日達楓子さん(22)は、家族で営むワイン用ブドウ栽培の傍ら、樹脂粘土で作るオリジナルのモンスターやキャラクター、動物の置物やブローチ、キーホルダーを制作している。自ら「奇妙奇天烈造形作家」と名乗り、コンセプトは「ちょっぴり奇妙で不気味な世界」。家業のワイン造りと関連したコルク人形「コルク人」やワインラベルなどもデザインする。リピーターの口コミで少しずつ顧客が増えているといい、独自の表現に磨きをかけている。

小さい頃から絵を描くことが好きで、小学1年生の頃から海外アニメの骸骨のキャラクターに引かれた。周囲への反抗心や”現実逃避”から、「おどろおどろしい」絵にのめり込んだ。中学2年生からドラムを始め、高校ではバンド活動に夢中に。それでも人間関係に悩むと絵ばかり描いていた。「描いているときは余計なことを考えなくていいから」。
 
高校卒業後は、アルバイトとバンドを掛け持ち。19歳の夏頃から、諏訪地方を離れ、上田市の大学に通っていた双子の姉のアパートに”居候”した。この頃出会った、アルバイト先のカフェの女性店主の作る菓子のおいしさと、菓子作りにかける情熱に刺激を受けた。「ものづくりの精神的なものを学んだ」と振り返る。店主の夫の陶芸家からも「周りに流されず自由に作ったらいい」と背中を押された。一昨年の冬、姉とともに原村の実家に戻った。
 
上田市にいる頃から、樹脂粘土を使った立体作品を作り始めた。こつこつと「自己満足で」制作を続けていたが、SNS(インターネット交流サイト)に作品をアップすると、周囲から「もっといろんな人に作品を見せた方がいい」と言われ、”発信”を意識するようになった。昨年は、山梨県のホテルからの依頼で初めて本格的に展示即売イベントやワークショップを経験し、客の生の反応から刺激を受けた。

今後の目標は、地元で人気のあるクラフト市への出品や自身の作品展を開くこと。根底には人を「クスリと笑わせたい」思いがあると日達さん。「世界に一個のものを作りたい」と創作意欲は尽きない。

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