稚アユの出荷始まる 県水産試験場諏訪支場

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水槽から稚アユを網ですくう県水産試験場諏訪支場の職員

県水産試験場諏訪支場(下諏訪町)で、稚アユの出荷が始まっている。卵をふ化させ、体長7センチ程度(体重約2グラム)に成長したアユを順次、県内の民間養殖業者に引き渡している。3月まで続き、約70万尾を出荷する計画だ。

昨年9月下旬に町内の同支場アユ種苗センターで採卵し、発眼卵約350万粒を育ててきた。受精卵は約2週間でふ化し、体長7ミリのふ化仔魚を人工海水で育てた。同センターには約60立方メートル(60トン)の水槽が8面ある。12月中旬ごろから徐々に人工海水の濃度を下げて淡水に慣らし、現在は淡水で飼育している。

生育中に病気が広がると、今季のアユ釣りにまで影響するため、職員は水質などに気を使いながら適切な管理に努めてきた。今季の出荷は1月中旬から始まり、これまでに計画の約半分が出荷済み。同支場の降幡充支場長は「今季も順調に飼育できた。問題なく出荷を迎えられてほっとしている」と話した。

25日は上田市の臼田養魚場に約5万匹を出荷した。トラックの荷台に積んだ水槽に次々と入れられた稚魚は元気よく泳いでいた。出荷後は体長9~10センチ(体重8~10グラム)になるまで飼育された後、4~6月に県内の漁業協同組合に出荷され、それぞれの河川に放流される。アユ釣りは6月上旬ごろから順次解禁される。

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