福祉の視点で防災考える 富士見中で初の授業

LINEで送る
Pocket

災害時の自助、共助を学ぶ富士見中の2年生

富士見町富士見中学校で26日、福祉の視点から防災を考える初の授業があった。地域福祉の担い手の一人としての自覚を養い、災害発生時にどう行動するかを考える、同校では初めてのテーマ。2年生116人が町社会福祉協議会職員で防災士の高木雅成さん(37)の講話に学んだ。高木さんは自助、共助の考え方を示し、「中学生にも支え手としてできることがある」と投げ掛けた。

今年1月から始めた福祉学習の一環。これまで車いすの試乗や視覚障がいの疑似体験などを通して高齢者、障がい者への理解を深め、災害時の共助へと学びを広げた。

高木さんは、「中学生は災害時要配慮者だろうか」と生徒たちに質問。東日本大震災で中学生の避難行動が小学生、近隣住民をけん引したことや、被災地で自身も被災しながらもボランティアとして活躍した中学生の例を示し、「地域を良く知る一番の若者として心強い存在ともなれる」と述べた。

そのためにまず「自分の命を守る行動を」と呼び掛け、「平時から近隣住民や要配慮者と声を掛け合えるつながりをつくって」とアドバイスした。

生徒の一人は「自分にもできることがあるのだと気付けた。もしもの時には声を掛けるとかできることを実践したい」と話していた。堀内明彦教諭は「生徒も地域の一員として助ける立場であることを理解し、視野を広げてほしい」と期待を込めていた。

福祉学習は従来、3年で取り組むが、修学旅行の実施延期に伴って計画を前倒した。

おすすめ情報

PAGE TOP