辰野美術館所蔵品の塗り絵制作 辰野高美術部

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辰野美術館の所蔵品を題材に作った塗り絵をPRする辰野高美術部員ら

辰野高校(辰野町)の美術部は、辰野美術館の所蔵品を題材にオリジナルの塗り絵を作った。同館から来館者増に向けたアイデアを求められ、幅広い世代へ作品の魅力を発信してアート体験を楽しんでもらおうと企画した。同館で常設展を再開する20日から、来館者に塗り絵を無料配布する予定。

1、2年生部員8人が部活動の時間などを使い、直筆のペン画やスマートフォンを使って描く方法でA4サイズの塗り絵を制作。ともに町出身の中川紀元の「鯉図」や新村友畝の「鷺図」など、流れるようなタッチの日本画をはじめ、県宝「仮面土偶」に「人面付深鉢型土器」と、縄文文化に着目した作品もある。

昨年夏の「総合的な探求の時間」の授業で地域課題について考えた際、同館が来館者を増やす手段はないか生徒に相談。担当班メンバーだった美術部員が、所蔵品をモチーフにした塗り絵の配布を提案した。後日、部員たちが同館で展示品を見学して約50点の中から好みの作品を1点ずつ選び、塗り絵に仕立てた。

部長の生徒(17)=南箕輪村=は「渋みのある日本画や土偶をカラフルにするなど、塗り絵ならではの自由な表現をしてほしい。実際の作品との違いを見比べても楽しいと思う」と話す。

同館の川島周学芸員は「素晴らしい発想を形にしてくれてうれしい。多くの人に美術館に親しんでもらうきっかけになれば」と期待している。

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