御射鹿池下に水力発電所建設 収入は地元還元

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御射鹿池直下で計画する小水力発電で活用する農業用水=茅野市豊平

小水力発電事業を手掛ける3V(スリーブイ)小水力発電(茅野市豊平)は1日、同市豊平に小水力発電施設「八ケ岳水力第2発電所」を建設すると発表した。奥蓼科の御射鹿池直下を流れる農業用水の水を活用。売電収入は農業用水の水路改修費などとして地元に還元する。石積みによる水路改修はすでに終盤を迎えており、発電所は4月下旬の着工、2022年2月の稼働を見込んでいる。

豊平の角名川沿いに今年5月の稼働を目指して建設中の小水力発電所に続く2号機。市役所で会見した柗本修二社長は「1、2号機をモデルにエネルギー自給率を上げたい」と述べた。

同社によると、標高1500メートル余の御射鹿池直下の農業用水から取水し、延長約1キロにわたり設置する導水管を経て建屋内の水車を回して発電する。高低差220メートル、使用水量は最大毎秒0・13立方メートル。発電量は最大199キロワットで一般家庭約350~400世帯分の年間発電量に相当するという。七ケ耕地財産区、湖東笹原財産区、湖東笹原林野利用農協の土地を借りる。

再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度を活用して中部電力に全量売電する。売電収入は年約4500万円を見込み、湖東笹原土地改良区が管理する農業用水の水利権使用料や土地賃借料の代金として「地元に還元したい」(同社)とする。

総工費は4億円以上で、このうちの一部はクラウドファンディングで出資者を募集した。昨年9月から募り、すでに目標額の3000万円に達したという。

会見に同席した同土地改良区の関良吾理事長は「水路が荒れた状態になっていたので(改良されるのは)良い話。地域活性化の起爆剤になれば」。笹原区の清水吉次区長は「自然保全型の事業。期待が大きい」と話した。

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