諏訪湖ヒシ143ha 過去2番目に小さく

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諏訪湖ヒシ繁茂面積の推移

諏訪湖ヒシ繁茂面積の推移

異常繁茂が課題となる諏訪湖の水草ヒシについて、県水産試験場諏訪支場が今夏の繁茂面積を調べた結果、ピーク時で143ヘクタール(速報値)となり、昨夏の最盛期に比べ40ヘクタール狭まった。増減を繰り返しながらも2012年夏を境に勢いはやや収まっており、刈り取り船による除去効果が一定程度出ていると言えそうだ。

繁茂面積は2005年の調査開始以来、豪雨災害があった06年の83ヘクタールに次いで小さかった=グラフ参照。湖面積に占める割合は11%だった。

調査は今月8、9の両日に実施。船に乗りながらヒシ群落の外縁位置をGPSで計測し、得られた情報から面積を割り出した。今後、密度別の分布図を作ったり、昨夏の刈り取り範囲と重ねて除去効果を検証する。伝田郁夫支場長は「細かな分析はこれからだが、刈り取り船の運用を機に抑制されてきたことはうかがえる」としている。

ヒシは、窒素やリンを吸収して水質浄化に一定の役割を果たす半面、枯れて沈むと水質を悪くし、湖底貧酸素を引き起こす一因にもなる。県は現在、繁茂面積の1割を目安に年500~600トン台のヒシを除去するが、このほど発足させた湖の環境改善に関する有識者会議で今後の適正な刈り取り量について議論する考えだ。 

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