御柱用材確保へ 自然保護協力呼びかけ

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2021年度の事業計画と予算を決めた「自然と地域と人を結ぶ協議会」の総会

諏訪大社上社御柱祭の御柱用材になるモミの確保や森林整備に取り組む「自然と地域と人を結ぶ協議会」は5日、諏訪市の上社本宮参集殿で総会を開き、横川国有林(上伊那郡辰野町)への苗木植樹などを行う2021(令和3)年度の事業計画と予算を決めた。新会長に就任した森林保護団体「杜と泉を護る会」会長の牛山純緒さん(71)=茅野市玉川菊沢=は「山を愛し、自然を守っていくことが次の御柱大祭につながる」と語り、協力を呼び掛けた。

協議会は14年9月に発足。御用材となるモ ミの調達が年々困難になる中、「御用材を確保し、御柱祭を子々孫々にまで伝える役割」を担い、国有林などからモミの提供を受ける窓口となる。御小屋山を守り、伐採祭事に奉仕する山作りや元大総代でつくる「護る会」会員と、諏訪大社大総代などで構成している。

牛山さんの任期は23年5月まで。昨年6月の総会が書面表決だったため、この日が就任後初のあいさつとなった。風雨や災害に耐えて御神木となるモミの木に畏敬の念を抱き、「山を荒らさず、災害に強い山にしていくために、手入れをし、植樹もしなければいけない。子どもを育てることと同じだと思う。われわれの義務として心に刻んでほしい」と語り掛けた。

南信森林管理署の由井克彦次長は「間伐の際はモミの木をできるだけ残す考えで施業をしている。諏訪地域の伝統文化継承のために協力できれば」と祝辞を寄せた。

上社は今回、1992(平成4)年の御柱祭以来5回ぶりに地元の御小屋山から御用材を調達する。

役員は次の皆さん(かっこ内は所属)。

▽会長=牛山純緒(護る会会長)▽副会長=伊藤均史、植松久永(以上、護る会副会長)▽監事=飯田政信(護る会会計)村上益弘(諏訪大社禰宜)▽事務局長・会計=堀益郎(護る会幹事)

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