檜尾避難小屋を有人化 駒ケ根市が改築工事へ

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増改築や有人化を計画している中央アルプスの檜尾避難小屋

駒ケ根市は来年度、中央アルプス・檜尾岳(2728メートル)頂上近くの山小屋「檜尾避難小屋」の改築工事に着手する。現在の建物を増改築し、定員を40人に拡大。管理人を配置して有人施設とし、登山客の安全確保や周辺の環境保全を図る。有人化に伴う機能向上で登山客の選択肢が広がるとして、山岳観光の振興に期待している。

2018年度にも増改築を予定したが、荷揚げなどを行うヘリコプターの手配が難しいことを理由に中断。今回、中アの国定公園化を受け、国や県の補助金を活用する形で改めて事業化した。観光振興を目的に市が進める駒ケ根高原グランドデザインの具現化事業の一環にも位置付ける。

現在の檜尾避難小屋は、檜尾岳山頂の約300メートル東側に1988年に建設。木造平屋建て、延べ床面積約22平方メートルで定員20人。増改築では管理人部屋を設けるほか、西側に26平方メートルほどの木造平屋の小屋を増築。ロフトを設けるなどして宿泊スペースを確保する。トイレの増設、雨水タンクの設置も予定する。小屋西側には約250平方メートルのテントサイトも新設する。改修後はインスタント食品などの簡易な食事や寝具を提供する予定。今後、具体的な運営方法や利用料金などを決めていく。

来年度内の完成、翌年7月のオープンを目指し、来年度一般会計当初予算案に事業費9000万円を計上した。

檜尾避難小屋は中アの宝剣岳と空木岳のほぼ中間に位置するため縦走を楽しむ登山客の需要は高く、夏や秋の登山シーズンには満員になることもあるという。一方、小屋周辺でテントを張るなどの禁止行為が行われ、高山植物への被害が課題になっている。

市観光推進課は「管理人が常駐しテントサイトを整備することで快適で適正な運営が可能になり、遭難時も迅速に対応できるようになる。縦走はかなりの健脚向けだったが、より幅広い人に楽しんでもらえるようになる」としている。

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