加茂団地でサロン開始へ 介護予防など

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入居者の高齢化が進む岡谷市営住宅加茂団地(同市加茂町)で、家に閉じこもりがちな高齢者の寄り合いの場を創出する市の新事業「ほっとサロン」が9月26日からA棟集会所で始まる。高齢者の孤立化を防ぎ、入居者同士の顔の見える関係を構築して支え合いの環境づくりにつなげる。29日夜、地元の小井川区の関係者らを集めた説明会が同区民会館であり、細かな運営方法について話し合った。

市は地域の高齢者や一人暮らし世帯の介護予防、引きこもり、孤独化の防止などにつなげるため、住民同士が地域の集会所に主体的に集まり、楽しむ「交流サロン」の創出を市内各地で目指している。今年度はモデル事業として加茂団地A棟、B棟の高齢者を対象に市が運営主体となり、事業展開する。初回は午前10時から2時間の予定。開設セレモニーの後、茶話会を行い、この中で今後の活動内容を参加者と決めてく。今年度は月1回第4月曜日に開いていく。

1971年完成のA棟は100戸あり、65歳以上の高齢者のみの世帯は8月9日現在で53世帯、このうち一人暮らしは48人。73年完成のB棟は61戸あり、高齢者のみは27世帯、このうちの一人暮らしは25人となっている。完成当時はほとんどが現役世代だったが、築年数を重ねるにつれて入居者の年齢が上がった。

説明会ではほっとサロンの現状の課題と今後の展望について市、区役員、福祉施設職員、民生児童委員、加茂団地の管理人、介護予防の知識普及を目指す地域リーダーの「ねこまぬ大使」のメンバーらが意見を交わした。

同サロンへの参加に前向きな住民は現状では少数といい、今後どのように参加を促していくかが課題となった。市は参加した場合などにポイントを進呈し、貯めた数に応じて特典を用意したり、呼び掛けやチラシなどで周知を図ったりしていく方針を説明した。

今後はサロンの活動を重ねながら徐々に住民主体の運営に切り替えていく。市全体には今年度のサロン事業の成果を紹介し、来年度以降、興味を示した区の事業化を支援していく。

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