医療従事者ワクチン接種始まる 諏訪地方

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ワクチン接種を受ける諏訪赤十字病院の梶川院長(左)

県諏訪保健福祉事務所は6日、新型コロナウイルスワクチンの医療従事者向け優先接種の実働訓練を諏訪市の諏訪赤十字病院などで実施した。午前と午後の2部制で午後は、基本型接種施設の4病院(諏訪赤十字病院、岡谷市民病院、諏訪中央病院、富士見高原病院)で医師、看護師らがワクチン接種を受けた。新型コロナの終息に向け、諏訪地方でも接種が始まった。

接種されたワクチンはファイザー製で、5日に諏訪赤十字病院に届いた。同病院では、感染患者への対応の可能性が高い職場を中心に医師、看護師ら医療スタッフが接種を受けた。梶川昌二院長(66)、諏訪市医師会の小松郁俊会長(73)が宮坂佐和子副院長兼看護部長(62)から接種を受ける様子が公開された。使用した注射器はともみ内科医院(茅野市)が諏訪保健福祉事務所に無償提供した「ローデッドシリンジ」で、1瓶当たり6回接種でき、国が配布した注射器と比べ、1瓶当たり1回多く注射できる。

接種後、梶川院長は「痛みはほとんどない。気分も問題ない。海外では治験の結果が集まり、ワクチンの安全性がはっきりしつつある。多くの人が接種を 受けることが新型コロナウイルスの終息につながるので、高齢者や一般向けが接種する段階になったら積極的に受けてほしい」と述べた。小松会長は「インフルエンザワクチンの注射よりも痛くない。接種についての心配事などは、かかりつけ医に相談してもらえれば」と語った。宮坂看護部長は「筋肉注射ということで、神経を傷つけないよう慎重に打った。今後も安全、適切に接種できるよう、この経験を生かしたい」と振り返った。

ワクチン接種は訓練の一環で行われ、検温、問診、接種後の経過観察の流れを確認した。同事務所によると、このほかの会場も問題はなかったという。

午前中はワクチンの保管に必要な超低温冷凍庫(ディープフリーザー)からワクチンを取り出し、保冷バッグに入れて移送する訓練や情報交換が行われ、医療機関や市町村、同事務所から担当者ら約50人が参加した。手順を確認し、冷凍庫や冷蔵庫に出し入れした時間の記録の徹底などを確認した。

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