e―バイク加えモニターツアー 伊那谷観光局

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JR飯田線の電車に乗せるために自転車を折りたたむ参加者=伊那市駅前

一般社団法人「長野伊那谷観光局」は9日、電動の動力源で上り坂も快適に走れる自転車「e―バイク」と、電車やバス路線を組み合わせた新たな観光コースの立案に向けた「3次交通実証モニターツアー」を伊那市や宮田村などで実施した。現状では元の場所へ戻す必要のある貸自転車を宅配便で送り返し、利用者が身軽になる試みも実施。自転車を気軽に楽しめる観光の仕組み作りの参考にした。

ツアーは県上伊那地域振興局の委託を受けた同観光局が実施。国や県、地元自治体の職員、ヤマト運輸の社員ら11人が参加した。期間8年半で世界157カ国、約15万5000キロを自転車で走破した冒険家でサイクルアドバイザーの小口良平さん(40)=辰野町=がガイド役を務めた。

コースは、JR伊那市駅前でe―バイクを折り畳んだ後、飯田線で宮田駅へ行き、宮田村内をサイクリング。駒ケ根高原で自転車を折り畳んで宅配便で配送した後、路線バスと飯田線を使って出発地点の伊那市駅へ戻った。

e―バイクは1度の充電で60~90キロの距離を走行できる上、飯田線は折り畳んで専用の袋に入れることで電車内への持ち込みができる。一行は小口さんから自転車の扱いについて説明を受けた後、ツアーに出発。自転車の乗り心地を確かめながら太田切川沿いなどを走り、実証実験の評価シートに感想を書いた。

小口さんは「e―バイクは普段自転車へ乗らない人に乗ってもらえる魅力があるし、観光と移動の両面を兼ね備えた便利な乗り物」と紹介し、「伊那谷は川沿いの平たん地と起伏に富んだ山間地の両方がありコースを考えやすい。コロナ禍で野外活動の需要も高まりを見せており、自転車を活用した新たな観光の将来性は十分にある」と話した。

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