仕事と子育て両立支援 伊那市が拠点施設整備

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「仕事と子育ての両立を支援する拠点施設」を整備する旧富県南部保育園

伊那市は、同市富県の旧富県南部保育園を活用し、「仕事と子育ての両立を支援する拠点施設」を設置する。託児室を併設したコールセンターやオフィスを設ける計画で、子育てをしながら働く女性の職場環境を整備し、女性の活躍を後押しするとともに、移住定住の促進を図る。2022年3月末の完成を目指し改修工事を進める。

旧富県南部保育園は08年4月に旧富県北部保育園を統合して富県保育園に。10年4月に新園舎に移転した。建物は鉄骨(一部木造)平屋建てで、1984年に建設、07年に増築され、延べ床面積は611平方メートル。

計画では、子どもを預けながら仕事をすることが可能な託児室併設のコールセンターを設置。子育て中の女性を雇用するとともに、新たな働き方を創出する。また、共同利用できるオフィスやワーキングスペースを整備し、起業、移住者の就業を促進。女性や移住者の交流、就業相談などができるスペースも設ける予定だ。

地方創生や新型コロナウイルス感染拡大をきっかけに、リモートワークや企業の地方移転、サテライトオフィス設置などの動きが強まる中、既存の公共施設を有効活用し、女性活躍型のオフィスを整備、提供することで雇用を確保するとともに、移住定住の取り組みを加速させていく狙いもある。市によると、首都圏の民間企業からコールセンターについて問い合わせが来ているという。

総事業費は約1億5000万円。国の地方創生拠点整備交付金を活用する。20年度一般会計補正予算案に計上し、市議会3月定例会に提出している。4~8月に設計、その後、改修工事に取り掛かっていく考えだ。

市商工振興課は「女性の活躍の場を構築するとともに、移住テレワーカーや都市部企業のワーケーションに対応することも想定している」と説明している。

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