企業と学生直接面談 2年ぶり就職ガイダンス

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2年ぶりの就職ガイダンスで企業担当者から話を聞く学生

長野日報就職研究会(会長・増澤哲岡谷酸素常務取締役)は10日、来春卒業予定の学生を対象にした就職ガイダンスを諏訪市湖畔のホテル紅やで開いた。諏訪地方の企業16社が参加し、個別のブースで自社の技術や姿勢などを紹介し、学生の質問に答えた。新型コロナウイルス感染症の影響で、対面での相談会の開催は2年ぶり。インターネットを使った就活も増える中で、学生、企業担当者双方から「対面だと伝わってくるものが多くあっていい」との声が聞かれた。

ガイダンスは昨年来、中止を余儀なくされてきたが、学卒者の雇用確保が難しい地方中小企業の実情を鑑み、感染防止対策を講じて実施に踏み切った。

参加企業、学生らによると新型コロナウイルス感染症の拡大は求人、求職双方に影響し、学生の就活は積極的な企業訪問ができず、インターネットを使った情報収集や、オンライン相談会が中心。企業側は「新型コロナ前は売り手市場、コロナ後は会社訪問が激減して、学生とつながりを持つのが難しくなっている」という。

各社のブースでは製品実物を並べたり、動画で自社技術を見せるなどPR方法に工夫を凝らし、学生たちは各ブースを巡って多様な業種への理解を深めた。

製造業の東洋精機工業(茅野市)の小川健社長は「大手に雇い控えの動きもあり、優秀な人材確保のチャンス。自ら設計、開発し販売まで手掛けてものづくりの達成感、社会への貢献を実感できる魅力をアピールしたい」とし、エグロ(岡谷市)の伊東昌彦総務部長は「慢性的に不足している理工系の人材を確保したい」と話した。

専門学校生(19)=茅野市=は「多くの企業の情報を集めて、『この会社で良かった』と思える就職をしたい。直接面談は会社の雰囲気も伝わってきていい」と話していた。

次回ガイダンスは5月14日、ホテル紅やで開く予定。

ハローワーク諏訪管内の今年1月の有効求人倍率は1.12倍で、前年同月比0.27ポイント減少。

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