伊那2中学校で修学旅行教室 伊那バス

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修学旅行教室で自ら撮影した映像を織り交ぜ関西の話をする伊那バスの関戸さん=春富中

伊那バス(伊那市)は11日、新型コロナウイルス感染拡大で関西方面への修学旅行を断念した市内の2中学校を訪ね、経験豊富なバスガイドが奈良や京都の歴史を3年生に伝える「修学旅行教室」を開いた。生徒には10年間の有効期限がある関西旅行の割引券「未来チケット」を配布。授業を担ったガイドの関戸佑奈さん(26)が「魅力いっぱいの奈良や京都を訪れて」と呼び掛け、将来的な楽しみもプレゼントした。

同教室は、コロナ禍による修学旅行の目的地変更を知った伊那バス社員が「話を通じて関西の魅力を知ってもらおう」と発案。旅行の目的地だった法隆寺や清水寺周辺を訪れて映像を撮影する一方、各寺院への取材を元に資料を作成し準備を進めてきた。

授業は同市の春富、高遠2中学校で実施。春富中では3年生129人が参加した。ガイドの関戸さんは奈良や京都の地理的な特徴や数多くの名刹を紹介。「法隆寺の五重塔には塔先端の相輪に雷よけのかま4本が掛けられている」など、自身が感心したという話を盛り込んで説明した。

修学旅行で行けなかった奈良や京都の話を聞く春富中の3年生

3年生は同社の藤澤洋二社長が生徒全員に贈った生八つ橋と、2030年まで使える「未来チケット」に大喜び。生徒は「関戸さんの話が上手で楽しかった」とし、「もらったチケットで将来絶対に友だちと奈良、京都へ行きたい」と目を輝かせた。

春富中の修学旅行は昨秋、当初の目的地だった関西方面をやめ、長野県内を巡るコースに変更して実施した。関戸さんは「1年間、コロナ禍で落ち込んだ3年生が笑顔になってくれてうれしかった。機会があれば他の学校でも授業をしてみたい」と話した。

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