伊那のバーに壁画 京都芸大の酒井さん制作

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ギリシャ神話に登場する妖精「ナイアド」をテーマにした絵をしっくいの白い壁にペンキで描く京都市立芸術大学3年の酒井楓さん

南箕輪村出身で京都市立芸術大学3年の酒井楓さん(21)が、伊那市西町のバー「Bar-naiad(ナイアド)」と併設するサロンの店内の壁に絵を描いている。店名の由来となっているギリシャ神話に登場する泉や川の妖精「ナイアド」をテーマに、妖精や水、植物などを色鮮やかに表現している。

隣接する美容室の美容師でバーを経営する清水久憲さん(46)=同市西町=が壁画の制作を依頼。多くの人が集まりやすい雰囲気の店にしようと、築50年の店舗を仲間の力を借りながら改装している。

壁画は通路や客室など計4カ所。赤や緑、青など計8色のペンキを使用し、絵の中に物語をつくることで神秘的な雰囲気を演出した。制作ではデザインした原画を壁と同じサイズの障子紙に下書きして壁に転写。ペンキに加える水の量を調整し、濃淡を生かして色付けした。昨年8月下旬から長期休暇を使って作業に当たり、今月末の完成を目指している。

同美容院のなじみ客という酒井さんは「店舗の空間やスタッフさんから感じる居心地の良さを絵に込めた。見た人に伝わるとうれしい」と話した。

清水さんは「温かみのある酒井さんの絵が店のイメージに合うと思った。絵が毎日のように変化しているので、どんな仕上がりになるのか楽しみ」と完成を心待ちにしている。

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