コロナ禍の御柱祭へ対策学習会 上社実行委

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法被姿で新型コロナウイルスについて学ぶ諏訪大社上社の大総代たち

2022(令和4)年の諏訪大社式年造営御柱大祭に向けて、上社御柱祭安全対策実行委員会(笠原透実行委員長)は17日、新型コロナウイルスに理解を深める学習会を諏訪市の諏訪大社上社参集殿で開いた。諏訪市医師会の小松郁俊会長と諏訪中央病院の高木宏明副院長が講演し、大総代31人と神職が感染症対策を学んだ。笠原委員長は閉会後の取材に「感染症対策をきちんと守れば御柱祭はできる」と手応えを語り、コロナ禍の御柱祭に向けて“協力一致”を呼び掛けた。

新型コロナに対する認識を大総代全員で共有しようと初めて開いた。過去の御柱祭に参加し、めどでこや柱に乗った経験のある高木、小松両医師が講師を務め、祭りの準備段階や当日の注意点を専門家の視点から解説した。

冒頭、高木医師が福祉21茅野のパンフレット「コロナ君、感染の旅をゆく」を使って感染経路を説明。御柱の曳行に携わる若者には「できれば感染していない状態で参加して」と語り、私案として▽2週間前からの生活(会食や流行地への移動を家族ぐるみで避ける)▽ワクチン接種▽体調・体温チェック―などを呼び掛けた。

小松医師は「自分の命、地域の人たちの命を守ることを基本に考えてほしい」と語り掛けた。ワクチン接種が進み、県の感染警戒レベルが1~3段階であれば「御柱祭もできるようになってくるのでは」との認識を示した。

その上で、祭りへの参加に関しては「自己管理が求められる」とし、御柱祭のための感染症対策(小松私案)を披露。祭りや曳行を盛り上げる若者の「会合が一番心配」と語り、若者との話し合いや周知徹底を促した。「素晴らしい御柱祭がみんなで楽しめるようにして」と呼び掛け、医療関係者に相談する重要性を訴えた。

質疑応答ではワクチンの効果を尋ねる質問があった。原弘昌権宮司は「今後も勉強を重ねて本番に備えたい」と謝辞を述べた。閉会後、笠原実行委員長は「何もできないと思っていたが、若者や氏子の皆さんと感染症対策を守れば御柱祭ができるという強い気持ちが持てた」と話していた。

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