100年の歩み一冊に 平温泉記念誌完成

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記念誌の完成を喜ぶ平温泉組合の役員。前列中央が鉄羅組合長

諏訪市小和田の共同浴場「平温泉」の改築百周年記念誌が完成した。温泉を管理する平温泉組合の鉄羅康夫組合長ら役員5人が19日、市役所の金子ゆかり市長を訪ね、100年の歴史や建物の図面などをまとめた記念誌を市図書館などに寄贈した。市内最古の共同浴場建築とされる平温泉。鉄羅組合長は「楽しんで読んでもらいたい」と話している。

平温泉は組合員専用の共同浴場で、江戸時代から庶民に親しまれてきた。1921(大正10)年築の建物は和洋折衷の木造2階建てで、市内に現存する市内最古の共同浴場と言われている。現在の組合員は約170人。
 
記念誌はA4判31ページで300部作った。表紙にはドローン(小型無人機)で撮影した建物の外観を掲載し、地域の人々の寄稿文をはじめ、写真や記事で改築同時の様子を紹介。百周年記念事業や温泉熱を利用して作った温度差発電電飾看板の製作記録、大昔調査会の五味光一さんに依頼してまとめた平温泉の図面、温泉分析書などを掲載した。

市役所には鉄羅組合長(76)と副組合長の伊藤公雄さん(74)と藤森勝己さん(76)、理事の内藤和夫さん(71)と横山真さん(49)が訪れた。鉄羅組合長は「百周年記念事業で一つの区切りができた。記念誌を読んで100年の歴史をひもといて楽しんでもらえたら」と話した。

記念誌は当初、A4判4ページ程度で考えていたが、組合員の寄付をはじめ、記念事業に対する県内外50人の寄付、市の補助金もあって内容の充実を図った。 組合員でもあるという金子市長は、記念誌を手に「歴史的な貴重な資料になると思う。100年の重みを皆さんに知ってほしい」と願っていた。

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