ヒシ酒・ヒシ菓子「味に感動」 試飲、試食会

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初の諏訪湖産ヒシ酒を試飲する関係者

NPO法人諏訪市セーリング協会(横山真会長)は20日、諏訪湖に自生するヒシの実から作った焼酎、リキュールと、高校生が手作りしたヒシの実入り菓子の試飲、試食会をJR上諏訪駅前の交流テラスすわっチャオで開いた。刈り取り作業に協力した諏訪湖ライオンズクラブと同クラブ諏訪和支部の役員、金子ゆかり市長ら行政関係者10人余が”諏訪湖産ヒシ”の初めての味に舌鼓を打った。

諏訪湖のヒシは過剰な繁茂が漁業の障害や枯死後は水の汚濁につながるとして毎年、県をはじめ諏訪地方の有志が間引き作業をしている。同協会も自主的に刈り取りをし、収穫後の利用の道を見つけて除去の促進と地域理解につながれば―と県の支援金を受けて食への活用に初挑戦した。

昨夏~秋にヒシ約3.5トンを回収し、実の殻の中、芯部分のみ(約35キロ)を集めて飯田市内の醸造蔵で試作。焼酎約4リットル、リキュール約2リットルができた。

試飲した酒販店信濃屋の社長で利き酒師の奥原賢一さんは「くせが全くなく、後味にほんのりとした甘さがある。リキュールは菓子素材として使えそう」と評した。

菓子は諏訪清陵高校3年の海沼怜さん=茅野市=が手作りした蒸しケーキ。海沼さんは「焼くと実が歯が立たないぐらい固くなってしまったので蒸してみた。ほっこりとおいしくできた。未知のものを調理する作業は楽しかった」と話し、参加者に好評だった。

商品化するには実の収量が足らず、収穫作業も大変なため市販は困難―というが、「特産品として活用できることが分かった。今後のヒントになれば」と横山会長。金子市長は「諏訪湖に心を寄せ、皆で力を合わせて思いを形にしたことが大きな成果。その味に感動した」と話した。

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