45年目定期観測始まる 信大諏訪臨湖実験所

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諏訪湖の中心部で水質を測定し、湖内の植物プランクトンの光合成量を測る準備を行った定期観測

信州大学理学部付属諏訪臨湖実験所(諏訪市湖岸通り)の学生が主体となって毎年3~12月に原則隔週で実施している諏訪湖の定期観測が始まっている。45年目。23日は宮原裕一教授と学生4人が岸から約2キロ離れた湖の中心部付近で水質を調べた。湖内の植物プランクトンが24時間で行う光合成と呼吸量の観測準備を行った。

定期調査は1977年から続いており、5年ごとに結果をまとめている。研究とともに学生たちが正確な観測を学ぶ場でもある。40年以上続くデータの蓄積は諏訪湖の透明度や水質の経年変化を読み解く貴重な資料にもなっている。

植物プランクトンの光合成、呼吸の量の観測準備では、水深の異なる水を専用の道具を使ってくみ上げた。水深別に用意した透明瓶と遮光瓶に入れて水温と水に溶けた酸素量を測った後、採取した水深と同じ深さに沈めた。24時間後の24日午前9時過ぎに回収、測定し、前日の値と比較することで、光合成と呼吸の量を調べる。学生たちは宮原教授や経験豊富な先輩からアドバイスを受けながらデータを記録していた。

大学4年生で4月から大学院に進む吉田暁人さん(22)=下諏訪町=は「先輩方が続けてきた定期観測を私たちの代で途絶えさせるわけにはいかないし、正確性が欠けるようなことがあってはならない。丁寧に正確に観測を続けたい」と話していた。

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