県教委が高校再編2次案 上伊那4校を再編

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県教育委員会は25日の定例会で、県立高校の第2期再編を巡り、上伊那地域(旧第8通学区)を含む4地域の「再編・整備計画」の2次案を公表した。上伊那地域では、辰野商業科(辰野町)、箕輪進修工業科(箕輪町)、上伊那農業(南箕輪村)、駒ケ根工業(駒ケ根市)の4校を再編統合して「上伊那総合技術新校(仮称)」を新設し、赤穂は「赤穂総合学科新校(仮称)」に転換する。辰野は全日制普通科、箕輪進修は多部制・単位制普通科とする。残りの4地域の再編・整備計画と定時制過程校の配置は来年3月に示す全県案で示す。

県教委は、少子化社会を見据えた県立高校の新しいあるべき姿の検討のために、旧通学区の11地域ごとに協議会を設置し、学校再編や教育のあり方などの意見・提案をまとめた。1次案では、上伊那地域の意見を受けて昨年3月に公表し、伊那北と伊那弥生ケ丘(ともに伊那市)の統合などを発表した。さらに同地域に総合技術高校と総合学科高校を設置する方針を表明し、2次案で示すとしていた。

4校を再編統合する上伊那総合技術新校は、上伊那地域にある専門学科を集約し、地域の中で発達してきた農業・工業・商業の3学科それぞれの専門性の向上と学科間連携を充実させ、新たな時代に新たな価値観を生み出す産業教育の拠点を構築する。学科の枠を超えた学びの実践により、持続可能な社会の実現に貢献する資質・能力を育むとともに、汎用的・多面的な職業能力をそなえた未来の産業界の担い手を育成したいとしている。

赤穂総合学科新校は、従来の普通科と商業科の学びに加え、地域のさまざまな地域資源を生かした多様な科目を学ぶことができる総合学科を設置し、生徒の多様な学習ニーズに応えていく考えだ。

原山隆一教育長は「今までにない形の学校ができることで、子どもたちの新しい可能性が広がっていく」と説明し、来年3月に示す全県分の再編・整備計画に向けて「子どもたちのことを第一に考えて計画していく」とした。

再編に向けた地域への説明機会を今春以降にも設けたい考え。6月の県議会での協議を経て確定し、新校ごと学校関係者や地域の代表、同窓会、PTA、生徒の代表などで構成する「懇話会」を開催して意見交換を重ね、検討委員会で「再編実施基本計画」を策定する。

定例会ではこのほか、須坂中野地域で中野立志舘と中野、須坂東と須坂創成をそれぞれ再編統合する方針を示した。上田地域と木曽地域は現状を維持する。

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