香り広がるクロモジパン チョコタンが開発

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クロモジパンを手にチョコタンオーナーの伊藤宏さん(右)と森の会の福田富穂会長

飯島町七久保千人塚公園近くのパン工房「チョコタン」が、町内に自生する香木「クロモジ」を茶にした粉末を生地に練り込んだ地域色豊かな菓子パンを開発した。27日にJR飯島駅前で開かれるイベント「いいじまラブリー フェスタ」で提供する。石窯を使って焼く天然酵母のパンが人気の同店は昨年、東京から移住した伊藤宏さん(60)にオーナーが交代。先代の味を継承しながら、新たな取り組みにも挑んでいる。

クロモジは、町北西部の町民の森から傘山にかけて自生。里山や森林資源を保全・再生し、地域活性につなげようと住民有志で取り組む「いいじま森の会」が葉と茎を焙煎した茶を開発し、昨夏から販売している。

チョコタンでは今回、森の会の福田富穂会長の協力を得て、クロモジパンの製品化に着手。試作を繰り返す中で、くどくならない程度に粉末を練り込み、食べた直後にふわっとした香りが広がるように仕上げた。

プレーンのほか、あん、ずんだの3種類を用意。店内で試食も行い、飯島中学校1年の寺岡七夏花さんと吉沢舞優さんは「口に入れた時に優しい香りがする」と太鼓判を押した。

都内の自動車販売店で働いていた伊藤さん。田舎暮らしをしたいと移住し、同僚だった小林満さん(49)を店長に迎え、昨年1月に前オーナーから店を引き継いだ。

慣れない仕事に苦労もあった2人だが、以前からあるメニューは残しつつ、食パンやメロンパンなど新たなレシピも増やしてきた。

クロモジパンも手探りからの挑戦だったが、「可能性を感じられ、いろいろなバリエーションも考えられる」と伊藤さん。27日のフェスタで試験販売し、定番化していく考えだ。

同店の営業時間は午前10時~午後4時で、4月以降は火、水曜定休日。問い合わせは同店(電話0265・98・7265)へ。

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