2021年3月28日付

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チャンネルを合わせたテレビが高校入試の合格発表の様子を映し出していた。掲示板に受験番号を見つけて体いっぱいにうれしさを表現する生徒もいた。コロナ禍で思うように学習が進まなかったこともあったと思う。中学生の姿には喜びや安堵感があふれていた▼茅野市で先日開かれたプログラミング教室の発表会。小中学生が卒業制作を仲間や保護者らにプレゼンした。プログラミングとひと口に言ってもアイデアによっていろんな形で楽しませてくれたり、生活に役立たせてくれたりする。知識や技術が不足する身にとってはゲームや電卓をつくった子どもたちが頼もしかった▼数カ月かけて作品を仕上げた小中学生たち。堂々と発表する姿には、学習に没頭しつつも友人や講師に支えられて成長したことがうかがえた。「将来は誰かに認められるプログラマーになりたい」。卒業する中学生には自信が芽生えていた▼諏訪地域の高校の卒業式で話した校長の言葉が印象深い。問題に直面しても「自分にできることを精いっぱいやり、あとは何とかなると構える心のゆとりが解決の糸口になる」。何もできない時間が長いと焦ってしまいそうになる。先行きが不透明なコロナ時代。心情に響くいい言葉だと感じた▼冒頭の入試を突破した中学生たちは困難な時間を乗り越えてきただろう。コロナ禍の中で過ごした日々が今後の糧になることを願いたい。

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