富士見町の外国出身4人 看護師資格など合格

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民族服を着て、矢澤統括院長(右)や指導担当職員と喜びを分かち合う(左から3人目からら)レーさん、フェンさん、アジジルさん、ズルヘルマンさん=富士見高原病院

日本との経済連携協定(EPA)に基づき、富士見町の富士見高原医療福祉センターで働きながら、看護師と介護福祉士の国家資格取得を目指してきたインドネシアとベトナム出身の4人が国家試験に合格した。センターが候補生の受け入れを始めた2008年度以降で最多の合格者。4人は29日、それぞれの国の民族服を着て富士見高原病院で会見し、合格の喜びや指導担当職員への感謝、これからの目標などを語った。

同センターは今年度、EPAの人材育成に当たる教育推進室を新設し、専任職員を配して体制を強化。会見に同席した矢澤正信統括院長は「一番は本人たちの努力」とした上で、「体制強化の成果も表れたと思う」と述べた。

看護師試験には、インドネシア出身のアジジル・ロキムさん(31)と、ベトナム出身のグエン・ティ・タイン・フェンさん(29)、レー・フォン・ガンさん(29)の3人が合格。介護福祉士試験にはインドネシア出身のズルヘルマンさん(30)が臨み、合格通知を手にした。

来日2年目で合格したレーさんは「感謝の気持ちでいっぱいです」。「エマン」の愛称で親しまれるズルヘルマンさんは「昨年は不合格で悔しい思いをした。応援が励みになった」と語り、「高齢者の皆さんの役に立てる介護福祉士になりたい」などと決意を新たにした。
 
職員によると、積極的に自己学習にも取り組むなど、4人からは「絶対に合格するという思いが伝わってきた」という。矢澤統括院長は、言葉の壁と新型コロナウイルスの影響を乗り越え、病院・施設勤務と勉強を両立させた4人をたたえ、それぞれの現場で活躍することを期待した。

同センターはこれまでに両国から看護師・介護福祉士の候補生として計43人を受け入れ、資格取得を支援。候補生の合格者は看護師11人、介護福祉士5人となった。

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