2021年4月3日付

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下諏訪町立図書館が昨年3月から始めたデジタルアーカイブ「みんなでつくる下諏訪町デジタルアルバム」。町民らが持っていた明治から現代に至る紙焼きされた写真など約1600枚をデジタルデータ化し、インターネット上に公開。自由に閲覧することができる▼画面をスクロールすると、かつてあった製糸工場、下諏訪駅から出兵する様子、諏訪湖でげたスケートを楽しむ人、今はない店や建物、今も残る施設の落成などさまざまな写真が出てくる。写真には文字とは違う力があり、言葉より当時の様子がイメージしやすい。下諏訪生まれでないわたしにも懐かしく思える▼日本語でアーカイブは「保存記録」などと訳される。「デジタルアーカイブ」は重要文書や文化資源の長期保存が目的で、日本では2011年の東日本大震災を機に災害から貴重な資料を守るためにアーカイブ化が加速したという▼国立国会図書館は図書や歴史的音源、論文、古典籍資料などをデジタル化して公開。その数約350万点にも上るという。文化庁も「文化遺産オンライン」で数々の文化的資料を公開している▼ネット上であるため実際に目にした時の感動はないのだが、その場に行かずとも観賞し、調べることができるのは大きなメリット。新聞もデジタル保存が進んで過去記事を瞬時に検索できる便利な世の中。これをどう使いこなすかは個人の資質にかかってくる。

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