9日から養蚕信仰企画展 高原のミュージアム

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チラシと「蚕玉さま」の陶器像を手に企画展「カイコの女神たち」をPRする関係者

富士見町教育委員会は9日から企画展「カイコの女神たち~信濃の国の養蚕信仰」を富士見町高原のミュージアムで開催する。繭の豊作を願って祭られた女神「蚕玉(こだま)さま」の木像や石碑、版木などを中心に約200点を展示。関係者は「養蚕信仰の多様な形態を知る機会にしてほしい」と期待している。5月30日まで。

金色姫や馬鳴菩薩(めみょうぼさつ)とも呼ばれる「蚕玉さま」は、かつて養蚕農家の間で広く信仰されていた。企画展に向け、1年間かけて上田や伊那谷に出向き、資料収集と調査を進めてきた。

展示品は、昨年同町御射山神戸八幡神社で見つかった陶器像をはじめ、明治から昭和時代に制作された掛け軸、お札など。養蚕の天敵であるネズミを捕食することから同じように祭られた猫神や蛇神の拓本や写真も紹介する。

資料収集に関わった郷土史家の下平武さん(61)=同町御射山神戸=は「これだけの数が一挙に展示されるのはなかなかない。60年ほど前まで続いていた身近な歴史を感じてほしい」と呼び掛けている。

開館時間は午前10時~午後5時。月曜休館。入館料は中学生まで150円、高校生以上は300円。問い合わせは同ミュージアム(電話0266・62・7930)へ。

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