参院県区補選スタート 議席奪還と死守の戦い

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立憲民主党の羽田雄一郎参院議員の死去に伴う参院県区補欠選挙(定数1)が8日に告示された。立候補を届け出たのは自民党新人の小松裕氏(59)、立憲民主党新人の羽田次郎氏(51)、「NHK受信料を支払わない方法を教える党」新人の神谷幸太郎氏(44)の3人。それぞれ長野市内で第一声を上げるなどして、有権者に支持を呼び掛けた。投開票は25日。

連立与党を組む公明党から推薦を受ける小松氏と、野党統一候補として立憲民主、国民民主、社民、共産の支持を受ける羽田氏の与野党一騎打ちの構図となった。参院県区の二つの議席は羽田雄一郎氏が亡くなるまで野党が占めており、議席を奪還したい与党と守り抜きたい野党の激しい戦いが予想される。

小松氏は長野市内のホテルで第一声を上げ、「新型コロナウイルスに対する不安、暮らしに対する不安を取り除くことが政治の役割。医療も経験し、政治も経験した小松裕にしかできない仕事」と自身の経験を強調。地方回帰やデジタル化、防災減災と国土強靱化などの政策も示した。諏訪地域や上伊那地域でも遊説した。出陣式には党本部から小渕優子党選挙対策委員長代行、佐藤勉総務会長、石井準一幹事長代理らも応援に駆け付けた。

羽田氏は長野市内のホテルで出陣式を行った後、JR長野駅前で第一声。兄・雄一郎氏が訴え続けていた「チルドレンファースト」を実現していくと主張。「現代社会に生きづらさを感じている女性や若者、多様な人々の声を聞く代弁者となり、国政の場に届けていきたい」と訴えた。党本部からは福山哲郎幹事長や水岡俊一参院議員会長、県内の野党幹部らが応援に駆け付け、共闘体制の盤石さをアピールした。上田市と松本市でも出陣式を行った。

神谷氏は県庁で立候補手続きを済ませた後に取材に応じ、「NHK受信料の是正を訴えていきたい」と述べた。今後は、ツイッターを通じて主張を展開していくという。

立候補を表明していた政治団体・地域政党「信州義民の会」幹事長で新人の荒井久登氏(42)は各種団体や企業の支援が得られず、「勝てる見込みがない」などとして取りやめた。

7日現在の県内有権者数は173万4534人(男84万2635人、女89万1899人)。

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