県立美術館リニューアル 開館記念企画展開催

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県立美術館の開館記念企画で展示された法隆寺金堂の釈迦三尊像

本館建て替え工事を終えた県立美術館(旧県信濃美術館、長野市)が10日、リニューアルオープンする。新しい本館の開館を記念した企画展では、最新のデジタル技術で精密に復元した法隆寺金堂の釈迦三尊像などを展示する。9日に関係者を集めて開いた完成記念式典で、阿部守一知事は新しい美術館の設計を「周囲の景観との一体性を大切にした」とし、「美術を楽しむだけではなく、心安らいでいただく場としても多くの方に利用いただきたい」と来館を呼び掛けた。

旧信濃美術館は1966年開館で老朽化が進んだため建て替えが計画され、2017年10月から休館していた。新美術館は県立美術館と名称を改め、国宝や重要文化財も展示できる機能を持ちながら、入場料不要で散歩がてら気軽に立ち寄れる場所が多い設計とした。2階のカフェや3階の屋上広場などからは、善光寺本堂を真横から眺めることもできる。

開館記念の企画展「未来につなぐ~新美術館でよみがえる世界の至宝 東京藝術大学スーパークローン文化財展」では、同大学の技術で制作した現在の釈迦三尊像の複製に加え、今回初めて、法隆寺創建当時の金色の復元像を展示。松本透館長は「暗いお堂の中 で像を仰ぎ見た当時の人々にとっては鑑賞の対象ではなく、さんぜんと輝く祈りの対象だった。そんな情景に思いを致す稀有な機会をもたらしてくれる」と話した。

企画展は6月6日まで。開館時間は午前9時~午後5時(入館は同4時30分まで)。水曜休館(5月5日のみ開館し6日に休館)。観覧料は大人1400円、大学生1200円、高校生以下無料。問い合わせは同美術館(電話026・232・0052)へ。

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