2021年4月13日付

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「山を買い、たくさんの昆虫を飼育することです」―。小紙上伊那版に先月まで掲載していた小学6年生の「ぼくの夢 わたしの夢」に、こんな夢を寄せた児童がいた。これを読んだ伊那市地蜂愛好会の山口政幸会長は大いに感銘を受けたと話してくれた。「ぜひ愛好会に入ってほしい」と▼そんな子どもたちの純粋な思いに触れられる「ぼくの夢―」を毎年楽しみにしている。世相も反映していて面白い。最近目立つのは「ユーチューバー」や「プロゲーマー」。スマートフォンなどの普及が背景にあるのだろう▼自分の子どもの頃を振り返れば、携帯電話などはSFの世界の話。まさに夢の道具だった。世の中は加速度的に変化している。大切なのは可能性を狭めないことだろう▼伊那市ではキャリア教育の一環で市内の中学2年生を対象にした「キャリアフェス」を毎年開いている。地元の企業や大人との触れ合いを通して地域に目を向け、将来を考えるきっかけにしてほしいという願いである。キャリア教育というと企業説明会のようなものをイメージしがちだが、キャリアフェスは地域の大人がどんな思いで働き、暮らしているか熱く語るスタイルが特徴である▼昨年度は急きょオンラインでの開催となったが、報告書には例年と遜色ない感想が並んだ。「働く大人はかっこいいな」。そんな生徒の言葉を見つけ、大人の一人としてうれしくなった。

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