岡谷シルク担い手育成へ 体験プログラム開講

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三沢区民農園の桑園で桑の木のせん定方法を教わる受講者ら

岡谷シルクの将来を支える人材育成を目的とした岡谷蚕糸博物館(岡谷市)の「シルクおかや次世代担い手育成プログラム」が11日、同館などで始まった。岡谷市内で養蚕から製糸、製品化までの過程を年間通して体験するプログラム。初回は市内外の8人が参加し、同市川岸上の三沢区民農園の桑園で桑の木のせん定作業に取り組んだ。

同市が進める「岡谷シルク推進事業」の一環の教育プログラムで、3カ年にわたり実施する。今年度は市内をはじめ茅野市、塩尻市、辰野町、上高井郡小布施町などから定員いっぱいの10人が受講。毎週日曜日に開き、同区民農園での春蚕と秋蚕の飼育、宮坂製糸所での糸繰り、岡谷絹工房での染め、機織りなど、シルクに関する一連の工程を体験していく。

同館で行った初回のオリエンテーションでは、髙林千幸館長が「地域で養蚕を広く復活させたい思いがある。皆さんとともに養蚕技術を継承して産業を守りたい」と協力を呼び掛けた。

続いて参加者は桑園に移動し、同区民農園で養蚕に取り組む市地域おこし協力隊員の橋口とも子さんの指導で、桑のせん定を体験。春蚕の飼育に向けて餌となる良い桑の葉を育てるため、細い枝や斜めに伸びた枝を切り、高さ1メートルほどに切りそろえた。

市川富美子さん(55)=岡谷市川岸上=は「着物が好きだけど蚕は触ったこともなく、蚕がどうやって繭になり絹糸になるのか知りたかった。糸取り、織物と一通り体験できるのが楽しみ」と期待を膨らませていた。

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